あそび遍路-おとなの夏休み。
「あそび遍路 おとなの夏休み」
熊倉伸宏
講談社文庫
私にとっては(歴史とか宗教とか)難しくて、多分理解は2割弱だと思います。
しかし、この本、いいです。
この本を読むとお遍路に興味が出ると思います。
そして、普段あまり使わない心のある部分が動くような気がします。
熊倉先生は精神科医。
そんな先生の言葉だから余計にそうなのかもしれません。
お遍路を「あそび遍路」としてはじめる先生。
最初はお遍路って、寺を次々行くことなんでしょ?って思ってたんです。
でも、ほんとは歩くことに大きな意味があるように思えました。
車や電車バスを使ってのお遍路も、その人その人のやり方でいいと思うし、実際熊倉先生も電車やバスを使っています。
ただ、この本はお寺での話より、歩いていることについての話の方が私には印象深かったです。
そして、お遍路をしている人に対しての地元の方々の接し方にすごく感動しました。
四国は行ってみたいと思ってましたが、より一層行きたくなりました。
少し時間をあけて、また読んでみたいと思った本でした。