お疲れ様です。

森田さん、長丁場のお仕事、大変お疲れ様でした。

あの役を、日々演じること、想像もできませんが、ハードなことだったと思います。

観る側も結構エネルギー使いましたよ(笑)。


さて、そろそろ感想を書かないと、記憶が薄れてしまいそうなので(コンサートDVDが届きましたし)、記録として書いておきましょ。


私が観劇したのは11月17日。

席は、下手の方の13列目くらいだったような。

前の男性が背の高い方で、普通に座ると舞台中央が死角になるため、その男性の首のところに自分の顔が来るように、椅子に浅く座った状態で背もたれに背中をつけるという、ちょっと作法としてはよくない姿勢で観劇。
結構辛い体勢ですが、それも森田さんのため。


救いようのないお話でした。
暗く暗く、重く重く。
観ている間に気分は落ち込み。

最初の森田さんのシーンで、下手にはける前の森田さんがの目がとても印象深かった。
悪い奴なんだけど、野心に向かっている、ある意味で輝いている人の目。
最低なことをすることが彼には必要で、それ以外は彼の中にはなくて、それはとても悲しいことなのだけど、それが彼にとっては自然なことだったのだと思う。

世の中は不公平なのだ。

最初の方で、私の中で森田さんはどこかに消え、そこには大変なものを背負った、その降ろし方を知らない彼の姿しか見えず、余計辛かった。

観ている方は、とても悲しいのだけど、彼は悲しさなんて感じてないんだと思う。
彼の影は、それさえも悲しく感じるのに。
自分の中の悲しさを実感した時、彼は生きていることさえできなくなるのではないだろうか。
彼の聞こえる幻聴は、もしかしたら彼自身の中の悲しさが意識上に出てこようとしている時だったのかな、と思った。
彼が最初に感じた悲しさは、彼と母親の間で生じたことだと思うのです。

巴さんが身ごもり、巴さんのお腹を触る彼は本当に嬉しそうに感じた。
彼にも優しさがある。
そして誰よりも愛情を欲してるはずだから。

でも、彼は本当に不器用だ。
巴さんに自分の母親を重ねたのかな、と思った。
愛情を求めるも、求めるものを得られない時、愛情は憎しみに変わってしまう。

なんだか、何を書いているか分からなくなってきてしまいました(笑)。


最後の雨ザーザーのシーン。
もう一度観たい。

斬られる時、そこに虹ができる。

血が雨で流され虹になる。

残酷なシーンなのだけど、きれいだった。

血は地面へと落ちるが、彼の悲しさ、優しさ、純粋さは、虹となり、空へ。



あー、本当に文章能力がないない。。


しかし、、森田さん、すごいっす。

頭が鉈切り丸森田さん状態で、先日の歌番組を観ました。

ギャップが激しすぎて。

いやいや。
と突っ込んでしまった。


一箇所、頼朝さんとの掛け合いの中で、森田さんが肩を震わせて笑いをこらえているような箇所を見つけ(気のせいかもしれませんが)、そこは「森田さん」を感じてました。
今回の舞台の中では貴重な「森田さん」。


また何か思い出したら書きます。